初心者がスパイスカレー作りに失敗する5つの理由|スパイスカレーがまずい原因と対処法

カレー


「スパイスカレーを作ってみたけど、失敗してしまった…」

「スパイスカレー作りに興味があるけど、美味しく作れるか自信がない…」

自宅でスパイスカレーを作る方が増えてきていますが、このように感じる方も多いのではないでしょうか?
初心者のころは誰でも同じような不安や失敗を経験します。
 
スパイスカレー作りに失敗しないポイントは、「レシピどおりに作る」ことです。


この記事では、スパイスカレー歴8年・過去に間借り出店経験もある筆者が、
スパイスカレー作り初心者の方向けに、

どうしてスパイスカレー作りに失敗したのか? 
美味しいスパイスカレーを作るコツは何か?

についてどこよりも詳しく解説します。


ここで解説するコツを押さえるだけで、誰でもかならず美味しいスパイスカレーが作れるようになります。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね♪


スパイスカレー作りに失敗する5つのパターン

スパイスカレーを手作りするとき、初心者に多い失敗のパターンは次の5つです。

  1. 物足りない・味がぼやけている
  2. 旨味・コクが足りない
  3. 粉っぽい
  4. 苦い
  5. 味が変

私もカレーを作りはじめたころは5つ全ての失敗を経験しました。

これらはどれもはっきりした原因と対処法があります。
その対処法を実行すればきちんと美味しいカレーが作れるようになりますよ。


スパイスカレー作りに失敗した時の原因と対処法

スパイスカレー作りには5つのパターンがあります。
それぞれの原因と対処法を解説していきます。

パターン① 物足りない・味がぼやけている

原因①:塩が足りない

おそらく失敗のほとんどはこのパターンなのではないでしょうか。
スパイスカレーは適切な塩加減にするだけでピタッと味が決まります。

そもそも、スパイスは植物の一部を乾燥させたもので、そのものの味はまずいです。

そのため、塩が足りていない状態のカレーは、スパイスのえぐみが前面に出てなんとも言えないマズさの液体になってしまいます。

対処法①:まずはレシピどおりに、足りなければ少しずつ調整する

初心者のうちは、必ずレシピの表記どおりに作ってください。
塩の分量は大体どのレシピも「小さじ1」程度となっています。

ただし、使用する食材の大きさや状態によっては、レシピどおりでは塩が足りない場合があります。

分量どおりに塩を入れてみて、まだ物足りないと感じるようなら、少しずつ塩を足してみてください。

その際は、必ず塩を入れるたびに味見をすることが重要です。


きっと何度か繰り返すうちに、グッと劇的に美味しく感じる瞬間があるはずです。

そこが適量のポイントです。
それ以上入れるとしょっぱくなりすぎるので注意しましょう。

パターン② 旨味・コクが足りない

原因②:油が足りない

完成したカレーを味見してみて、塩分は足りているけどなんとなく旨味が足りないと感じるときは、油の量が足りていない可能性があります。

まず分量どおりの油を入れているか振り返ってみてください。


食材を十分な量の油で炒めることで、水分が飛んで玉ねぎやトマトなどの旨味が凝縮されます。
油が足りないと、食材の水分が飛びきらないため、旨味が足りなくなってしまうのです。


また、スパイスは油脂性(=油によって香りが溶けだす)のため、油をしっかり入れることでスパイスがしっかり効いた美味しいカレーを作ることができます。

対策②:かならずレシピの記載どおりの分量の油を入れる

カレーは日本人の感覚ではありえないほど大量の油を使います。
具体的には、4人分の分量に対してだいたい「大さじ3」ほどが一般的です。

初心者のころは、この量に抵抗感があってついつい油を少なめに入れてしまいがち。

かならずレシピに書いてある量の油を入れるようにしましょう。

また、旨味やコクを出すには、食材をしっかり炒めて水分を飛ばすのもポイント。

特に、玉ねぎとトマトはスパイスカレーの美味しさのベースとなるとても重要な食材です。
玉ねぎ・トマトを炒めるときは、水分がしっかり飛んでペースト状になるまでしっかり時間をかけて加熱してください。

パターン③ 粉っぽい

原因③:スパイスをしっかり炒めていない

粉状の「パウダースパイス」は、炒め方が足りないと仕上がりが粉っぽくなってしまいます。

前述のとおり、スパイスは油脂性です。
言い換えると、油に溶ける性質ということ。

パウダースパイスを入れる段階できちんと油に溶け込ませることが重要です。

対策③:パウダースパイスを入れたら油になじませる

パウダースパイスは、しばらく混ぜて炒めると油に溶けてまとまりが出てきます。

投入したら、あせらずにしっかり炒めましょう。


また、パウダースパイスは焦げやすいため、かならず弱火で炒めるようにしてください。

少量の水を加えると、焦げにくい上になじみやすくなるためオススメです。

パターン④ 苦い

原因④:火力が強すぎる

スパイスカレーを味見して苦いと感じるときは、火力が強すぎてスパイスや食材が焦げてしまっている可能性が高いです。

対策④:スパイスを投入するときは弱火にする

スパイスは非常に焦げやすいです。投入する際はかならず弱火にしましょう。


最初のホールスパイスを加熱するときは、先に鍋に油とスパイスを入れてから火にかけるようにすると焦げにくくなります。
特にクミンシードは焦げやすいので気をつけましょう。


途中で入れるパウダースパイスについては前述のとおり。
弱火にして投入し、しっかり炒めて油になじませます。

このとき少量の水を加えると、焦げにくい上になじみやすくなるためオススメです。

パターン⑤ 味が変

原因⑤:スパイスの入れすぎ

出来上がったスパイスカレーを味見して変な味がする場合は、スパイスの分量が多すぎるのかもしれません。


スパイスの中には、えぐみがあったり苦かったりするものがあります。

特に、ターメリックやクローブ、カルダモン、シナモンといった香りの強いスパイスは要注意です。
これらを入れすぎると、カレー全体の味を損なってしまう場合があります。

対策⑤:レシピどおりの分量のスパイスを入れる

初心者のうちは、スパイスの分量はかならずまもってください。
大さじや小さじを使ってしっかり量るようにしましょう。


何度か作って慣れてくると、適正な量がわかるようになります。

感覚をつかむまでは、面倒でもきちんとレシピの記載をまもることが大切です。


スパイスカレー作りに失敗しないコツは“レシピどおりに作る”こと

初心者がスパイスカレーを作るときは、レシピに記載された分量をまもることが重要です。
なぜなら、塩の量、油の量、スパイスの量、それぞれにきちんと意味があるから。

最初のうちは、レシピの内容をよく読んで書いてあるとおりに作ってみてください。


また、プロが書いたレシピで練習するのも重要なポイントです。

近年、本屋さんの料理本コーナーにはスパイスカレーのレシピ本がたくさんあります。
気になる本を1冊買ってみて、自分が食べてみたいと思うカレーを作ってみるのがオススメです。

ネットにもプロの方が寄稿したレシピがたくさんあるので、ぜひ検索してみてくださいね。


スパイスカレーを作ってみたけど失敗してしまった人や、作ってみたいけど自信がない人は、ぜひこの記事を参考にスパイスカレー作りに挑戦してみてください。

レシピの工程や分量をまもれば、かならず美味しいカレーは作れます。


いろいろなレシピに挑戦して、スパイスカレー作りを楽しんでくださいね♪

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